プラスチックリサイクル事業

廃プラスチックは資源として生まれ変わります。

分別回収された廃プラスチックを各自治体から収集し、新たな資源として再生利用します。 陣上工業は、広範に渡る自治体からの収集運搬、北日本製鉄所 室蘭地区内廃プラスチック処理工場(プラスチック リサイクルセンター)の運転、成形物運搬等、一連のリサイクル作業を担当しています。

圧縮梱包、収集運搬

室蘭市で発生する廃プラスチックについては、陣上工業が圧縮梱包を行っています。
その他各自治体の圧縮梱包品について、道内広範囲に渡って収集運搬を行っています。
平成26年度においては、道内発生5万7千トンの内、51%にあたる2万9千トンについて北日本製鉄所 室蘭地区内に運搬し、処理しています。

リサイクル

■製鉄所設備で100%リサイクルされます。

収集された廃プラスチック圧縮梱包品は、北日本製鉄所 室蘭地区内の廃プラスチック処理設備(プラスチックリサイクルセンター)とコークス炉によって100%リサイクルされます。
陣上工業はプラスチックリサイクルセンターの運転、処理後の粒状成形品のコークス炉への運搬を担当しています。

リサイクルセンターでの事前処理とコークス炉による加熱回収

廃プラスチック処理設備(プラスチックリサイクルセンター)では、破砕、異物除去、粒状への圧縮成形加工が行われ、この粒状成形品(ペレット)は、コークス原料の石炭とともに製鉄所のコークス炉に投入されます。炉内では高温により熱分解されてガス状で回収され、化学原料として抽出されるほか、製鉄所設備で直接ガス燃料として役立ちます。

原料として再商品化

化学原料として抽出されたものは、容器、塗料、(自転車フレーム等に使われる)カーボンファイバー等として生まれ変わり、再度生活の役に立ちます。

北日本製鉄所 室蘭地区の廃プラスチック処理工場(プラスチック リサイクルセンター)には以下の特徴があります。

■大気も水も汚さない
加熱炉や水処理の設備が無く、排水・排気が一切発生しません。

■ほぼ100%の異物分別除去
様々な異物選別装置により、プラスチック以外(金属、ガラス片、土砂等)は、ほぼ100%除去されます。

陣上工業では運搬、各機器の運転、生成物の運搬、処理までを行っています。

■リサイクル工程

1.各自治体から収集運搬した廃プラスチックの圧縮梱包品

2.一次破砕

3.破砕され細かくなった廃プラスチック

4.圧縮され、体積の減った成形物