業務領域

世界最高レベルの特殊鋼棒線基地 日本製鉄(株)北日本製鉄所 室蘭地区

陣上工業が協力会社となっている北日本製鉄所 室蘭地区は、明治42年に操業を開始。北海道・東北地方最大規模の一貫製鉄所として、戦前・戦後を通し発展してきました。現在の主力製品は「特殊鋼棒鋼・線材」であり、自動車関係をはじめとして重要部品に加工される極めて高度な品質レベルを要求される鋼です。

製鉄所製造工程と陣上工業の業務領域【構内物流フロー①製銑】

■主たる陣上工業の業務

  • ・原料、副原料運搬
  • ・コークスヤード管理、篩分
  • ・フライアッシュ運搬
  • ・スラグ運搬
  • ・高炉二次灰、乾灰運搬
  • ・ダスト運搬
  • ・塵芥回収運搬(工場全般)
  • ・副生ガス設備点検、ドレン回収
  • ・水マグ運搬(発電所用)
  • ・プラスチックリサイクル工場運営
  • ・焼却炉施設運営
  • ・ペレット運搬
※製銑工程

「高炉」と呼ばれる設備の中で、焼結鉱(粉状の鉄鉱石と石灰石を約1,300℃の高温で焼き固めたもの)とコークス(石炭を蒸し焼きにしてできる高純度の炭素の塊で還元剤となる)を化学反応させて、「銑鉄」を取り出す工程。銑鉄1トンつくるのに必要な原料は、鉄鉱石1.6トン、コークス0.4トン、石灰石0.1トン

製鉄所製造工程と陣上工業の業務領域【構内物流フロー②製鋼】

■主たる陣上工業の業務

  • ・スクラップ回収
  • ・屑物運搬
  • ・副原料運搬
  • ・スケール運搬
  • ・ダスト運搬
  • ・細粒、粗粒運搬
※製鋼工程

銑鉄から、まだ残留している不純物や高炉内で取り込んだ炭素分を除去するとともに、お客様のご要望に合わせて化学成分を調整する工程。

※転炉

「転炉」と呼ばれる、容量約300トンの炉の中に、高炉から運ばれた銑鉄と鉄スクラップを装入し、そこに高圧の酸素を吹き込むことで、不要な炭素分などを取り除きます。

※連続鋳造

最終製品の形状・重量などに応じて、鋼を連続的に特定の大きさに固める工程。

製鉄所製造工程と陣上工業の業務領域【構内物流フロー③圧延】

■主たる陣上工業の業務

  • ・製品、半製品輸送
  • ・スクラップ回収
  • ・スケール回収
  • ・屑物運搬
  • ・ロール運搬
※圧延

圧延加工は、回転する複数のロールの間に板状または棒状の材料を通し、その厚さまたは断面積を減じ、同時に断面を目的形状に成形する加工法。材料はロールからの摩擦力によってロール間隔に引き込まれ、そこでロールから圧縮力を受けて変形する。

製鉄所製造工程と陣上工業の業務領域【構内物流フロー④出荷】

■主たる陣上工業の業務

  • ・製品入出庫作業
  • ・製品積込み作業
  • ・コークス、型銑等浜出し、出荷作業
※出荷

製品倉庫より線材コイルや棒鋼等の製品をトラックに積み込み、全国各地へと出荷します。また、出荷バースにトラックやキャリアパレットで製品を運び、船に積み込みます。