スラグ運搬

スラグ有効活用のために

製鉄過程で発生するスラグは、産業廃棄物ではなく、セメント原料や路盤材等になる、私たちの暮らしに役立つ資源です。

全国各地へ運搬

高炉スラグは銑鉄1トン当たり約290kg、製鋼スラグは粗鋼1トン当たり約110kg発生しますが、ほぼ全量有効活用されています。生成された鉄鋼スラグは製鉄所内と製鉄所外への運搬、水砕スラグは製鉄所から港、そして各地へ運搬されています。
陣上工業は、製鉄所内外の需要地へのトラック運搬、また、水砕スラグの船舶による輸送に関しては、船への荷役も含め一貫で対応しています(一般港湾運送事業室蘭港一種限定免許取得)


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スラグとは?

■スラグの活用例

・高炉セメントなどのセメント原料
・コンクリート用骨材
・道路用路盤材などの土木材料
・保温・断熱材(ロックウール原料)
・肥料原料

■高炉セメントの特徴

スラグなどを使って作られる高炉セメントには普通セメントにはない特徴があります。

□省エネルギーで作ることができる
普通セメントを作るときに比べ、燃料や電気などのエネルギー、CO2ともに約40%削減できます。石灰石・砕石などの使用も少ないため、天然資源も節約になります。

□強度、耐久性ともに優れている
長期間の強度は普通セメントをしのいでおり、発熱も少ないため温度によるひび割れ対策にも有効です。また、耐水、耐摩耗性にも優れているので、塩害などの浸食にも強くなっています。